あっという間に2月を迎えました。
今日は節分!
毎年恒例の丸かぶり寿司の日でした。
寿司屋始めて
24年!!
初めての年は訳わからず只ひたすらお客さんに手渡しした記憶しかありません。
商売始めて、夫はともかく
私自身まったくの初心者!
応援で暫く居て下さった職人さん、パートのお姉さんに助けられての毎日でした。
もちろん節分の丸かぶりなんて全然知らなかったし・・・・・
何もかもが初めての経験で
「奥さん・・・」 からいきなり
「姉ちゃん・・」
そうお客さんや、周りから呼ばれることにすごくとまどった。
そうこうしながら何とか今じゃあ、厚かましい女将に成長させていただきました。
(*^_^*)
でも、節分を迎える度に走馬灯のように今までの節分の日が思い出されてきます。
店の片隅に子供たちを寝かせての徹夜の仕込み、1歳の娘をおぶって頑張った事、
親戚の加勢で助けられた事、シャッター開けると一面銀世界の年もあったっけ・・・・
正直、無我夢中で日々頑張っていたけど節分は殊更にずっしり重かった。
みんなに厄払いの巻きずし売りながら、自分たちが豆まきしたり、丸かぶりすることはなかった。
夫の手は倍に腫れ上がり、二人とも真っ赤にひび割れた手にクリーム塗ってバタンキュ!
それが節分の奈良での思い出です。(最高1000本でした)
大阪は奈良とは違い、そういう風習に皆が右へならえとはならないのか極端に楽になりました。
お店のスタンスも変わり準備する量も少なくなりましたが、毎年注文いただくお客様や
「ここので年越しせんと落ち着かへんねん」なんて仰ってくださるお客様方に心から感謝しています。
夫は
「お幸せに」 と一本づつ心こめて巻いています。
私も同じ思いで薄焼き卵を焼き、夫の巻いた寿司を包装する。
それが自然と身に付いた24回目の節分を今年も無事終えることができました。
毎年手伝ってくれた義姉夫婦が故郷へUターンして3年!
1年目は息子夫婦が、2年目は二人でガンバ!
そして、今年!
お嫁さん、娘、孫二人も
応援に駆けつけて??くれたんですが、生憎の午後からの雨で・・・
でも、予定本数は無事クリアできました。
(^_-)-☆
さっき、豆さん歳の数だけ食べねばと1個づつ振り返りながら食べたけど
途中で
「どんだけ~」 状態にややうんざり!
豆も若さも20そこそこがいいかなぁ(^_-)-☆
@女将
~PS~
24年ぶりに娘の子供(5か月)おぶって仕事した。
なんともいえない妙な気持ち・・・・
そして、改めて年月の経ったことを自覚した。
あの頃おんぶしていた娘が今ではお母さんになり、私は孫をおんぶしている現実に・・・・